2018.11.15

大切な時間

唐突ですが… だいたい月1回のペースで茶話会を開いていただいています。お相手はいつもお世話になっているお酒屋さん。
お一人はもう10年以上のお付き合いになる、洋食Katsui時代の営業担当者だったKさん。もう一人は現在の洋食Matsushitaを担当してくれている前途有望な若者S君。

これは酒屋さんの営業でも何でもなく、ただお茶を飲みながら色々な事をお話しさせていただく会。

もちろん仕事の話もしますが、お互いの利害に関係することではなく、仕事への考え方やスタンス、チームがどうすれば円滑に回っていくのかなど、堅く言えばお互いを高めるための意見交換が主になっています。

どうしても業者さんとの話となるとあちらの営業の話が主になりがちです。それはもちろん仕事ですから。

しかしもう10年以上のお付き合いになるKさんは今は営業を離れ全体を見るような立場で、僕に時間を割くことにご本人の仕事上のメリットは全くありません。それでもこうして時間を取って下さいます。

利害が関係のないところでお互いの腹を割って話しの出来る関係を納入業者さんとの間に作れた事が僕自身の大きな財産であり、またそれをすごく嬉しく思います。

実は僕は洋食Katsui時代からこのKさんへの信頼が厚すぎて他の担当者さんに変わってしまった時には正直かなりの物足りなさを感じていました。現在の洋食Matsushitaを担当してくれているS君に対してもまずは同じ思いでのスタートです。

でも彼はそんな思いをすぐに払拭してくれました。僕の開業の際、とにかくまずは洋食Matsushitaのために自分の利益だけを考えず一生懸命頑張ってくれたのです。
もちろんKさんの後ろだてはありましたが、それでもこれまでのKさん以降の担当者さんとは確実にその姿勢は違っていたと思います。

最初はKさんと始めた茶話会も現在では営業職で日頃忙しいS君も参加して3人の会となっています。そこには売る側、買う側の関係はほとんどありません。

お商売ですから誰でも利益は追求しているはずです。でもまずは人と人としての関係がちゃんと作れる事。これが本当に大切だと感じます。そしてその上でできた信頼関係こそが仕事を良い方向に導くという事を自分の利益だけを考えずに接してくれるKさん、S君が教えてくれました。

僕にもたくさんのお客様がいらっしゃいますが、お客様だからという事でスタッフや僕に偉そうにされる方は一人としていらっしゃいません。つまりお客様は皆さん、まずは僕たちを同じ「人」として認め、付き合って下さっています。

僕は洋食Katsui時代からそういうお客様にまずは同じ人と人として何の差もない関係で接していただいた事でお客様にもまたこの関係の大切さを教えていただきました。大半の方が我々の先輩であり社会的にもしっかりとした地位を築かれている方ばかりにも関わらずです。だからこそ、そんな素晴らしいお客様のために自分達が何が出来るのかという事に今も一生懸命になれているのだと思います。

お客様にも業者さんにも、そしてスタッフにも恵まれ日々営業出来ている事に感謝しかありません。

洋食Matsushitaはお客様はもちろん、業者さんやスタッフのみんな、そしてもちろん自分やその家族も含め、全ての関わって下さっている方々がほんのちょっと幸せな気持ちになれるようこれからも頑張っていきます!!

僕にとっての大切な時間を過ごすいつものカフェ。

この東心斎橋を20年以上も見守り続けてこられた名店です。我々もいつかこんなお店になれますように。

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written bykoichiro matsushita

大阪、東心斎橋の洋食Matsushitaです。 洋食をメインにオードブルなどもたくさんご用意しております。 宜しくお願い致します。

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